業務分野

企業の支配権争い

　企業の支配権をめぐる争いは、経営権を巡り既存の株主の信認を獲得する争い（プロキシーファイト）や、株式そのものの取得を目指す争いにより行われ、それは企業の経営基盤に影響を与えることになります。その影響は、紛争の当事者である経営陣のみならず、従業員や取引先にも及ぶことになります。
　当事務所は、コンサルタント・証券会社とともに上場会社の企業支配権をめぐる争いに関する助言を行ない、中小企業の支配権をめぐる争いにおいて、株主総会対応、裁判手続等を通じ有利な解決を導いた実績を有しており、事案に応じた法的サポートを提供しています。
　非上場会社においては、相続を起因として同族間で支配権争いが発生するケースが多くみられます。そのような紛争を未然に回避するためには、計画的な事業承継に向けて、法務面及び税務面の相応を勘案した計画を立案する必要があります。当事務所は、税務専門家と連携して、適切な事業承継を支援する体制を整えています。